電話 @ふたり 矢部太郎展 芸人で漫画家のカラテカ矢部太郎さんが挑む初の大規模展覧会「ふたり 矢部太郎展」。その展示の最後には、古い公衆電話(いわゆるピンク電話)が置かれており、受話器を取ると矢部さんが展覧会にまつわるエピソードを面白おかしく語りかけてくれます。 今回、私が所属するsiroにて、このシステムの実装を担当しました。受話器を取ることをトリガーにして矢部さんの音声を再生し、お客さんから何かしら応答があれば、矢部さんがさらに語りかけるというシンプルな仕組みです。できるだけ自然な会話体験とするために、音声の間を調整したりしました。音声は複数用意されており、ランダムに再生されます。また、季節に応じて音声を変えるなどの工夫もなされています。音声の再生・検知にはRaspberry Piを使用し、プログラムはPythonで書きました。 矢部太郎さんの音声収録にも立ち会わせていただいたり、電話の分解をしてみたり、とても楽しい仕事でした。 CREDITS 企画・プロデュース:BlueSheep音声収録:岡本香音デバイス・プログラム:森隆太(siro) DATE April 2024 TOOL Raspberry Pi LINK 「ふたり 矢部太郎展」